対馬植物研究会-対馬の豊かな自然環境を次世代に残すために-
2016年8月25日木曜日
神崎半島にてシカ柵設置
神崎半島は対馬の最南端にあり,自然豊かな照葉樹林に覆われています。かつては灯台付近など明るい斜面にはハクウンキスゲが咲き乱れていました。また,ハナナズナなどの希少種も確認されていました。しかし,シカ食害により草本植生は壊滅的です。そこで,神崎半島の付け根部分約100mにシカ柵を設置し,シカの侵入を防ぐことで,林内の植生回復を試みることにしました。今日はたくさんの地元有志の方に手伝っていただきネットを張りました。(本活動は自然保護助成基金プロ・ナトゥーラ・ファンドPNF助成により行いました)
やや右の低くなったところにシカ柵を設置します。
豆酘内院から船で運びます。
伝馬船に乗り換えて上陸。
ポールを打ち込みます。
ネットを張っていきます。
完成
半島への出入り口
星岩
神崎灯台
特攻艇の発進基地跡か
2016年8月21日日曜日
龍良山にてシカ柵設置
龍良山の山頂付近にて,シカ柵の設置を行いました。特に対馬固有種ツシマノダケの保全を目的にしています。かつては山頂付近の林内に比較的大きな個体(花茎30-50cmぐらい)が見られましたが,現在は小さな小さな個体しか見つかりません(10cm以下)。かつて見た大きな個体が見られるようにしたいです。(本活動は富士フイルムグリーンファンドFGF助成により行われました)
シカ柵資材を運搬しています。
ポールを打ち込みます。
シカ柵設置中。
シカ柵設置中。
シカ柵完成。
ツシマノダケ。小さい個体しかありません。
2016年8月20日土曜日
白嶽にてシカ柵設置
白獄の山頂付近にて,シカ柵の設置を行いました。特に対馬固有種ツシマノダケの保全を目的にしています。かつては山頂付近の林内に比較的大きな個体(花茎30-50cmぐらい)が見られましたが,現在は小さな小さな個体しか見つかりません(10cm以下)。かつて見た大きな個体が見られるようにしたいです。(本活動は富士フイルムグリーンファンドFGF助成により行われました)
資材を運搬しています。
シカ柵設置ポイントを設定。
ポールを打ち込んでネットを張ります。
ネットの下にペグを打ち込みます。
完成
ツシマノダケ。小さいながらも花を咲かせています。
シマトウヒレン(つぼみ)
白獄山頂から
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