2019年12月8日日曜日

対馬学フォーラム2019に参加しました。

 対馬学フォーラム2019が厳原町の対馬市交流センターで開催され,『日本では対馬でしか見られないハナナズナは「国内野生絶滅」か?―対馬に自生する希少植物種の現状2019―』と題して発表しました。タイトルにあるように,ハナナズナ(絶滅危惧IA類)の野生個体が確認できなくなったことを報告しました。2014年から観察を続けていますが,年々個体数は減少し,とうとう見られなくなってしまいました。去年の秋に開花した個体は種子をつけていたので,実生が出現する可能性はありますが,それが定着するかどうかは現地の状況から疑問です。

対馬学フォーラム2019の様子