対馬植物研究会について

 対馬植物研究会は対馬に自生する絶滅危惧種や希少な植物の保全およびそのための調査研究を行う会として平成27年(2015年)6月に立ち上げました。これまで,公益財団法人自然保護助成基金プロ・ナトゥーラ・ファンド(PNF)助成助成金(平成27年10月~30年9月)による対馬の希少植物の生育状況の調査(ツシマノダケ,シマトウヒレン,ハナナズナ,ムラサキカラマツ,オオミヤマカラマツ,アレチアザミ,チョウセンカラスウリ,ヒメマンネングサ,チャボツメレンゲ,ナガバサンショウソウほか)や,シカ食害から希少植物を守るためのシカ柵の設置(神崎半島,白獄,龍良山)を行ってきました(平成28年夏,白獄と龍良山のシカ柵設置は富士フイルム・グリーンファンド助成による)。また,長崎県の緑といきもの賑わい事業補助金により対馬最南端の神崎半島におけるシカ駆除を平成29年1月に行いました。
 対馬の豊かなそして唯一無二の自然環境を次の世代に受け継ぐためには地道な活動が必要不可欠です。一人でも多くの方に対馬の豊かな自然を知ってもらえればと思います。

平成30年11月 代表 鈴木浩司