2019年10月30日水曜日

対馬調査(2019年2回目)

 今年もあっという間に秋になってしまいました。シカ柵のメンテンナスをするために対馬に来ました。今回は神崎半島,龍良山,白獄でシカ柵のチェックと希少植物の現状の調査です。神崎半島では土砂崩れなどにより壊れてしまったシカ柵があったのでそれらを撤去しました。龍良山ではヒメマンネングサの生育範囲が年々縮小しているような気がします。また,ツシマノダケも年々個体数が減少しているようです。シカは相変わらず林の中を走り回っています。白獄ではツシマノダケの新しい集団を見つけることができ,開花個体(種子)も複数個体ありました。ムラサキカラマツの個体数はかなり減ってしまっているようです。シマトウヒレンは10個体も見つけられませんでした(開花は1個体)。ハナナズナは年々個体数が減少し,確認できている野生個体はほぼ消滅しました。詳細は来月の対馬学フォーラムでポスター報告します。

神崎半島林内

神崎半島林内

神崎半島から見た星岩

神崎灯台

神崎半島林内,所々に実生が出ている。

龍良山麓

龍良山山頂付近

龍良山山頂から見た浅藻,左奥に神崎半島

ツシマノダケ,小さいが種子をつけた

厳原にできた新博物館,まだオープンしていない

白獄山頂付近のシカ柵

チョウセンノギク 


白獄のツシマノダケ,中央に開花(種子)個体,右と左にも花茎が見える

0 件のコメント:

コメントを投稿